英語学習は20歳過ぎてからでも遅くない?語学上達のコツとは

子どもの時に海外生活やアメリカンスクールに行く場合と大人になってから本格的に英語を勉強する場合とでは明らかに習得するスピードに違いがあります。不利ではあってもあきらめる必要はありません。可能性があることを納得するために知っておく必要のある事柄をとりあげました。大人になってからでも英語が上達する環境とは?モチベーションを保つのに助けになる考え方とは?具体的な語学学習とは?




英語や語学学習に関して知っておきたい点


一定の年齢を過ぎて20歳も過ぎていたなら語学は身に着かないのか
会話するためには必要な資質があると思います。それはいったい何でしょうか
語学学習の効果を高めるポイントには何がありますか
下の目次から関係している段落へ移動できます。語学学習の方向性を考える点で役立ててください。

Sponsored Links



▼目次~英語や語学学習

  1. 一定の年齢までが勝負なのか?
  2. ローラさんの英語力からわかる自信と意欲
  3. 外国語を流暢に話す3つの鍵
  4. 記憶力と語学力の関係性
  5. 実践したい学習の3つのポイント
  6. 効率的な語学学習6つのステップ
  7. 時間の使い方?
  8. ノートは覚える道具です

一定の年齢までが勝負なのか?

臨界期という考え方をご存知ですか? 1960年代の終わりから30年近くにわたって、人が言語を習得できるのは、思春期以前の時期に限られるという考えです。

最適と見なされる年齢の上限は小学校4年生ぐらいという見方もあります。
この考えについては、いろんな意見があるのですが、いずれにしても、その時期を過ぎると、ネイティブのようになることにはかなり限界があるのです。

そもそも大人になってからだともう手遅れなのでしょうか

二十歳の大人からの可能性

二十歳を過ぎた大人であっても10%以上が文法や発音においてネイティブレベルに達するという結果になったというデータもあります。

このデータを基準にして考えた時に「たった10に一人」という割合に注目すると「子どもの時期というベストな時期」を逸すると難しくなるということになります。

語学を身につけられる可能性

大人からのスタートであっても可能性はOではないのです。

上記のデータを違う角度から見てみましょう。身に着けられない9人になる可能性が高い訳ですが・・・
本気を出して「10分の1」つまり10%の中の一人になれるかは本人次第なのかもしれません。

もちろん大人になってから取り組んだ場合は確かに不利ですね。
しかし少ないながらも可能性はあることも事実です。その可能性をこじ開けるには、本人の取り組み方次第です。
▲目次にもどる

Sponsored Links



ローラさんの英語力からわかる自信と意欲

「わたしは外国語が話せます!」と自信満々のローラさんの話

あるヨーロッパの国のこの人が面接の時に、「ローラさんあなたは英語が話せますか」との質問に「YES」と迷わず答えました。実は話せたのは、YESとかNOなど、ごくわずかな基本単語を知っているだけだったのです、

まさに「片言」だったのです

もちろん単語一個だけで十分会話ができるわけではないですね。
その一方で膨大に語彙を知っていないと「会話できない」というのも過大解釈です。

英語力と自信

語彙数については後ほど詳しく取りあげますが会話に必要な数はどのくらいでしょうか?

コアとなる語彙の数は800語ないし1000語と言われています。生活している中で大体そのくらいの語彙数で会話は成立しているのです。

つまりある程度の基礎・語彙は必要ではあるものの自覚と自信が分かれ道になることがあります。
自分は話せるという自覚自信をもつかどうかで会話できるかどうかが違うのです。

過剰な自信は禁物ですが、ある程度自信を持たないと発揮できないというデメリットもありますね。

▲目次にもどる

外国語を流暢に話す3つの鍵

会話する」というこの目標を達成する鍵は、いかに簡単な言葉で話すかです。

難しいことを人が普段使わない難しい言葉・表現で話すことは、簡単な言葉に直すより実は簡単なのです。

日常生活で使う単語の80%は800語から1000語といわれているのです。それだけの単語を駆使して難しいことを表現できれば、会話は成立します。

マインドマップの創始者トニーブザンによると、内部言語表現(セルフイメージ)は三つの要素で構成されています。

(1) 言語
(2) 言語にともなうイメージ
(3) 言語間の協働的連結(association)

3つの鍵に基づき分析する

(1)言語・・・発音。言語によっては発音ができれば50%はできたものとも言われています。正確な発音を知って、それがどのように崩されていくのかを知ることです。

(2)言語にともなうイメージ・・・瞬時にその言葉を思い出せるようにする。ある出来事に対して、あるいはある物事を見た時に、簡単な単語で時間を要さず表現できるなら、会話をスムーズに行っていけます。

(3)言語間の協働的連結・・・文法。文法といえども、簡単なものから複雑なものまで存在するわけですが、とりわけ基本的な文法に適切な語をはめ込んで、素早く話すことができるようになることです。複雑な文法を、時間をかけて思い出す、ないしは時間をかけて考えた挙句に、ようやく紙に書きだせるようになるという程度では、会話についていくことはできません。

(1)(2)(3)をよく考えると基本的な文法をよどみなく使えることがポイントになることが分かります。難しいことをたくさん知っていても、意味がないのはここに理由があります。

「会話をする・流暢に話す」ことができないのは(1)~(3)の「いずれかの要素が弱い」ことが原因なのです。

簡単な表現を瞬時に言い表せる瞬発力

難しいことを学ぶことを進めているのではありません。簡単な表現を瞬時に言い表せる瞬発力を身に着けることが肝要なのです。

そのためには、簡単なことを脳にすりこみ、覚えこませることが必要になります。

自分が興味を持っていること、意欲を持てるものに関して簡単な作文を作り、それを反復練習によって繰り返し、会話がスムーズにできるようにするのです。

興味がわかないテキストを覚えようとしても、つまり丸暗記しても、すでに土台が間違っているのです。

簡単な言葉を徹底する

日常生活で使う単語の80%は800語から1000語ですから、そのコアになる部分は間髪入れずに使えるようにしておくことです。

難しいことを難しい言葉で、難しい表現で話すのではなく、難しいことを簡単な言葉で話すのです。

▲目次にもどる

記憶力と語学力の関係性

語学に必要なことは? いろいろな要素がありますが
大切な一つの点は記憶することともいえます。
といっても丸暗記してテストのときだけ何とか搾り出して思い出すという種類のものではありません。

記憶に違いがあることを知っておく

脳の
(1)前頭葉
(2)海馬[かいば]
(3)側頭葉が記憶に関係しています。

前頭葉の場所は額の内側にあります、五感を通して届いたデータを約3分保存し、海馬に送ります。

そのデータは海馬で24時間ほど保存され、そのあいだに記憶としてとどめるか消去するのかを決めていきます。
そして、海馬が記憶に残すと結論した場合は、後頭部の辺りにある側頭葉に送られ、そうなると半永久的に記憶にととどまるのです。

入ってきたデータを全て記憶していくと脳は限界地点に達しますので、海馬はほどんどのデータを消去していきます。

ところが、海馬は一定の間に前頭葉から海馬に繰り返し送り込まれたデータを判別し、側頭葉に送ることをします。それが、定着するべきものとしてとどめられることになるのです。

ポイント:断続的に繰り返し送り込むことで、定着させる。

どうすればしっかりと出し入れできるほどの記憶として定着させられるのでしょうか?

(1)「思い出す訓練を行う」
(2)「丁度良い間隔をあけて思い出す」
(3)「覚えたら早目に寝る」
これらを実践することが記憶の鍵です。具体的に何ができるのでしょうか。

(1)記憶したものを思い出す

会話を成立させるためにはある程度瞬発力が必要です。つまり瞬時に思い出し吐き出すことです。
人は「耳」から聞いたことは10%ほどしか記憶に残らないのです。「聞いていたようで、覚えていない」ということが多々ありますね。覚えようとはしていないので、聞こえはしますが、聞き流しているのです。

せっかく覚える努力を払ったのに、記憶というものは簡単に忘れ去られるものです。朝覚えたことも、「思い起こす」ことをしないなら、忘れていく速度は思っている以上に早いです。

よく昨日の夕食は何だったか覚えている?との問いに、翌朝なら覚えているかもしれませんが、翌日、翌々日になるなら、何日前の夜のことだったか混乱していることがあると思います。
意識して「思い出す」ことをしなければなりません。

(2)間隔をあける

覚えているうちに思い出す」これが必要なのです。

忘れたころに思い出そうとしても何もでてきません。
記憶の引出しの中から情報を出し入れすることが必要です。そしてその作業を一定の間隔をあけて行うことです、時間を置いて思い起こす作業をするのです。間隔をあけることとともに重要なことがあります。

時間配分が重要です。勉強は、30分勉強をし、5分休憩をとるとか1時間行ったら10分は休憩する。そして忘れないうちに思い出すことです。

(3)記憶の鍵を握る睡眠


暗記つまり思い出すという作業は、寝る直前にするとよいと言われています。睡眠中に記憶が定着するためです。

そうです、定着させなければ意味がありません。これが目的なのです。
寝ている間に見る夢は、記憶の整理が行われている一つの表れという説もあるほどです。

就寝前の数分に、今日覚えたことをテストしてみると、効率よく記憶を定着させていくことができます。
つまり短期記憶だったものを長期記憶へと移行させることができるのです。

「徹夜をして」勉強をするというのはあまり実際的ではないですね。

無意味とは言いませんが、睡眠と記憶が無関係ではないので、睡眠を無視するのは実際的ではありません。睡眠はしっかりとりますが、睡眠に入る前の時間の使い方にひと工夫するだけで、語学力はアップするのです。
▲目次にもどる

実践したい学習の3つのポイント

(1)学習環境:徹底して取り組める環境に身を置くこと。

(2)学習意欲:命が係わってくるほどの環境だからこそ、必死になっていたのですが、この意欲が失われていると成果も損なわれることでしょう

(3)カリキュラム:読み書きや文法は、基本的なものを反復。ネイティブによる口頭練習です。日常会話で使う基本的なものを徹底して定着させるといったところです

幻とも言われているASTP学習についてご存知でしょうか
ASTPとは端的に言うと集中型外国語教育プログラムのことです。
「使うこと」「使えること」「使ってある物事を成し遂げること」を意識した、実践型の学習法です。
上記の3つのことがあてはめられていました。

ASTP学習の効果性が高い理由

ひたすら反復
ASTPにおいては 読み書きや文法についての学習が基本的なものにとどめられたそうです。

ネイティブによる口頭練習により多くの時間が用いられました。
そしてひたすら反復練習をしたのです。基本をとにかく反復することが、効果を高める力をもっているというのです。

ASTP受講生の置かれた環境は、集中させるだけのものがそろっていました。
受講生は1日の全てを外国語の学習にあてました。徹底できるように1クラスの生徒数は、10人程度までの少人数制でした。

語学学習を徹底するために3つのポイントはおえられているか? 時々振り返って考えてみましょう
▲目次にもどる

効率的な語学学習6つのステップ

(1)多く音読をする
音読すると、構文や単語が自然と頭に残るし、自分で自分の声を聞けるので、実はリスニング力の向上にも繋がります

(2)翻訳をしない
外国語を勉強するということは、自分の中にその言語のスペースを作るということになるのです。
母語というフィルターを通そうとすると、無理が生じ、ぎこちなさが生じます。頭の中に学んでいる言語の場所を作り、
その言語で覚え、その言語で話すのです

(3)毎日1時間は語学学習
勉強を毎日1時間する習慣を身に着けることです。脳への刺激という観点でもこれは必要なことだと感じます

(4)作文を書く
いつも興味のある事柄について作文を書くです。これは実は難しいですね。
毎日となってくるとテーマがなくなってくる可能性もあります。市販の教材で作文を作ることを中心にしたものも販売されていますが、
もしテーマが湧かないようでしたらそれを代用することもできますね。ただ、語学能力を加速させるためには、興味のあることについて作文を書くことなんです

(5)ネイティブスピーカーによる添削指導
音読の音や作文を教師によって訂正してもらうことです。
その国の言葉で会話を交わすためにはしっかりと相手に伝わるものでなければ会話は成立しないからです。
ですから自分で音読している発音と、自分で書いた作文をネイティブに修正していただき、伝わる形にもっていくのです。今はスカイプなどのインターネット通信などを活用して安価でネイティブとやり取りできる環境が提供されています。こうした方法を活用してでも、これはやっていく必要があります

(6)直された作文を暗記・暗しょうする
直されたものを暗記して、そして暗しょうする。相手に伝わるようになった発音および伝わる文法を用いた文章を暗記し、暗しょうします。
何度もこれを繰り返し言えるようになることで、自分が伝えたいと思って書いたことが、相手に伝わるようになるのです。スムーズな会話はこうして生み出されます。
シュリーマンは一度 暗記した本の別の言語版を暗記することで、言語の習得をより加速的におこないました

シュリーマンという人物から学ぶ

このシュリーマンという人は、上記の6つのステップをもとに、実に10数ヶ国語、一説によると20ほどの言語を習得したとも言われています。

過酷な労働環境

シュリーマンは勉強しやすい環境にいたわけではありません。
むしろ勉学できる環境にはなかったと言ったほうがあてはまるかもしれません。
当時彼の一日の労働時間はなんと10時間以上でした。そんな中で毎日必ず語学の勉強をし続けたのです。過酷な労働をしたあとに語学習得に力を注いだのです。

大人からの学習スタート

シュリーマンは14歳で学校を中退し、以後は、苦労を重ねていきます。
そして彼が本格的に語学の勉強を始めたのは、1841年当時19歳の頃ですから大人からの学習スタートになりますね
この点興味深いと思いませんか?

なぜ語学学習ができたのですか?

シュリーマンは子どもの時に聞いた伝説を信じ、トロイア遺跡を発掘したいという明確なビジョンを描きました。
その目標への情熱が原動力として彼自身を突き動かしていきました。

彼の目標は考古学を極めたいというものでした。
実はそのために貿易をしました。そしてそのために語学力に磨きをかけていったのです。
語学の学習はあくまで目標をとらえる道具でした。だからこそモチベーションを保ち成果を得ることができたのです。 
▲目次にもどる

語学学習に役立つ時間とノートの活用の仕方を最後に取り上げたいと思います

時間の使い方?

大人の皆さんにとって切実な問題の一つとして「時間がない」という点があります。
語学勉強のための時間をどうやって作ることができますか?

小銭を大切にする気持ちでとりくむといいですね。
小銭を貯金箱に入れて貯金した経験はないでしょうか? 気づいたらけっこうたまっていたという経験はないでしょうか?
時間も同じです。時間がないとあきらめる前に、わずかなすき問の時間をさがしてそれを有効活用する努力を払うことです。

すき問の時間がこんなに埋もれている

毎日たった10分だけならばそれは意味のないことでしょうか?
1か月で300分つまり5時間です。
朝昼晩にそれぞれ10分の取り分けに成功すればなんと1か月900分つまり15時間なのです。
年間で180時間になります。
たった10分だけでも問題を1問解いてその答えにいたる理由をその後の時間に考えてみるのです。

通勤・通学のすき間時間がたっぷり

通勤で1時間かかるならば、行き帰りで2時間です。
月から金5日出勤。一月×4.5(週)で計算すると週10時間で、月にすると45時間半年で270時間
年間で540時間

通勤の時の時間だけで540時間。
すき間の時間で180時間を合計すると720時間という時間になるのです。

時間を生み出すことは不可能ではないことがはっきりしたのではないでしょうか? 
▲目次にもどる

語学学習にも関係があるノートの用い方

ノートは覚える道具です


授業を受けた時どうしていますか? 丸写しすること=ノートの正しい使い方
と思っている人がいます。

そのような使い方をしていると、そこには「思考」は働いていませんから、単なる丸写しとして使っているなら
ほとんど記憶や理解を生み出すことはないでしょう。

ノートは理解し覚えるための道具として使うことです。
自分なりに理解を深めるためにノートを体系的に整理することで頭の中で知識を整理する助けになるのです。

ノートの活用方法

思考を刺激する仕方でノートを使っていきます
繰り返し見ます。
ノートを自分の考えをめぐらしながらまとめて作り上げていますから、何度も見ることで記憶にしっかりと定着させることができます。

「これがきたら、次のページはこれだな」と自分の中で全体的なイメージができあげるくらい頭に刷り込んでいきます。
つくったノートを何度も何度も見直すことで頭の記憶の場所につまり海馬へ、そして海馬から大脳皮質を中心とした脳の各箇所へと記憶を定着させることです。

ノートを作るというのは、この記憶をしっかりとしたものにするための一つの方法なのです。
文法に関してまとめる時にノートを使うでしょうか?
これらの点を意識したノートの活用に取り組みたいですね

Sponsored Links



最後に、語学学習の壁にぶつかったら

語学学習をすすめていくうえで、鍵となる点、学習するポイントをふまえて地道に取り組んでいくと結果が伴ってきます。
なかなか進歩できない自分に嫌気がさすときがあるかもしれません。

そんなときはぜひこの記事の中で取り上げられている基本的な事柄を復習してみてください。
▲目次にもどる




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする